八犬伝−東方八犬異聞−第2巻


タイトル:八犬伝−東方八犬異聞−第2巻
著者:あべ美幸
ジャンル:少女コミック


第2巻では信乃と荘介の幼馴染みの女の子、浜路が尾崎の五孤(これは狐の神様)
にさらわれたので奪い返しに帝都へついたところから始まります。あべ美幸さん
八犬伝では妖怪、動物の神様などがたくさん出てきます。これがかわいいし、
面白いし、すごく大好きです。主人公の信乃は妖刀村雨に憑かれていますが、
普段は目つきの悪いカラスです。これも妖怪の部類に入るのでしょう。第2巻
では神様系が出てきます。帝都についた信乃と荘介を迎えにきた犬神憑きの里見
サンです。犬神の名前は八房です。犬神は人には懐かないらしく犬が大好きな信
乃が触りたいのに触らせてくれません。なのに荘介は普通に触っているところを
見てマジ泣きした挙句「荘介ばっか、ズリー」と叫んでいます。(笑)私はその
気持ち、ちょっとわかります。仲良くしたいのにできない動物と仲よくしている
姿を見せられると本当にうらやましいですよね。でも荘介は四白という犬と一つ
の体で生きているので、そのせいなのかなと思っています。時々、四白の体を
使って動いているのですがその姿もかわいいです。信乃が溺愛するのもうなずけ
るほどです。荘介も信乃にいいようにさせています。わざわざ犬の姿で一緒にお
風呂に入り、シャンプー、ドライヤー、グルーミング、爪切りまでさせるのです
から(笑)また、鬼が出てきます。実はこれは雷鬼です。それに鬼の姿を見せて
いませんが風鬼もいます。風鬼、雷鬼はいわゆる風神雷神ですので神様といえま
す。第2巻ではシリアスストーリーで進みますがこの雷鬼の性格がスゴイので
(アブナイともいいますが)ぜひ今後の巻も読んで楽しんでもらいたいです。


八犬伝-東方八犬異聞-(2) (冬水社・いち*ラキコミックス)

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