桃組プラス（＋）戦記 第２巻

タイトル：桃組プラス（＋）戦記　第２巻
著者：左近堂絵里（さこんどうえり）
ジャンル：少女コミック

　桃組プラス（＋）戦記第２巻です。私が考える２巻の見どころは「鬼美弾護
（きびだんご。以下、鬼美）」が登場するくだりですね。鬼美さんは武器の覚
醒具ですが「核」が人型になってでてきます。そして美しいです。本当に桃組
（主人公の祐喜たち）は美男子美少女揃いですね。

　祐喜たちが通う学園はおとぎ話に登場する人、動物、鬼などや歴史上の人の
生まれ変わりがたくさんいます。一寸法師やその姫、泣いた赤鬼と青鬼、巴御
前などなどです。これからもたくさん出てきそうで楽しみです。

　ＧＷになり、生まれ変わりのための強化合宿に出かけます。そこで祐喜は咲
羽から『「勝つ事」反対って何？』と聞かれます。普通に考えると『負ける事』
だと思いますが、咲羽の答えは『一歩も歩こうとしない事』でした。意外な答
えですが、そういう考え方もあるのかもしれないと思います。『勝つ事』も
『負ける事』も何かを成し遂げようと歩き始めた結果だと考えます。そうする
と『勝つ事』の反対は『一歩も歩こうとしない事』なのでしょう。こういう大
多数とは違う考え方を持ってる人がいるとホッとします。違うことを考えてい
る人がいるからこそ、一緒にいると新しい発見があって楽しいですし、違った
人同士だからこそ、同じものを好きになったらうれしいんだと思います。

桃組プラス戦記 第2巻 (あすかコミックス)